Ｖｉｖａ！ ”クジラの海 ＆ ジェントルシリーズ”
１９９１年にＷＥＡミュージックよりリリースされた「クジラの海」も前回のサンセットシリーズと同じ感じでだされたアルバムだと思われます。
写真家の岩合光昭さんの撮られたクジラの写真（レーザー・ディスクでは映像）に合わせて、茂さんの監修なされた音楽を聞くことが出来ます。
岩合さんは、世界的なカメラマンで、アフリカの動物とか自然とかを撮られる方です。
このアルバムの参加メンバー、若い人々が選ばれていて、ジャズ・ギタリストの古川昌義さん、杉真理さんのバンド”ドリーマーズ”の清水淳さん、オリジナル・ラヴなどのセッション・パーカッションで有名な三沢またろうさん達が参加なされています。
それと、ボイスというクレジットで、シンガーソングライターの彩恵津子さんが、参加されてます。
マニアックな情報としては、このアルバムは、紙ジャケットと通常盤と二種類あります（中身は、おなじです）。
＜オムニバスの方にも書きました＞
@岩合光昭さんの写真集「クジラの海」（小学館）に音楽をつけたインストアルバム
※「クジラの海」 撮影：岩合光昭／音楽：鈴木茂
「月光浴」 撮影：石川賢治／音楽：桑野聖
「地球の楽園」 撮影：三好和義／音楽：宮野弘紀 の３部作シリーズです。
A岩合光昭のネイチャーワールドシリーズ
【ビデオ】
１．クジラの海／２．平原の狩人−チーター／３．ペンギン大陸／４．カンガルー時間
【写真集】
１．おきて／２．クジラの海／３．ペンギン大陸／４．カンガルー時間
などがあります。
そして、次のジェントル・シリーズ４部作「ジェントル・スノー」「ジェントル・ウォーター」「ジェントル・カラー」「ジェントル・ボイス」の「ジェントル・スノー」でボーカリスト”鈴木茂”は、復活するのです。
突然リリースされたアポロンからだされたこの企画盤は、私にとっては、大変ビックリしました、それはどうしてか？。
そうです、茂さんが、ヴォーカルをとった曲が入っていたからです、この時点での私が想っていた事は、「二度と歌はうたってもらえないのでは？」と思っていたからです。（どう思われても、茂さんの声が大好きなのです。（多分、ギタリストよりもです。ギター・ファンの方ごめんなさい！））
このアルバムは、前作同様ネイチャー・フォトグラファーの岩合光昭さんの写真とのコラボレーションで作られています。
茂さんが、プロデューサーとして関わったのは、「ジェントル・スノー」「ジェントル・ウォーター」の二作品です。「ジェントル・カラー」は、国吉良一さんがアレンジ２曲と桑野聖さん（作曲とアレンジ２曲）と安部恭弘さんの作曲が２曲収録されています。「ジェントル・ボイス」は、安部恭弘さんが作曲２曲と濱金こと濱田金吾さんが１曲作曲されていて、なぜか松原正樹さんが１曲編曲されています。茂さんはジェントルカラー、ジェントルボイスには参加されてませんでした。
ジェントルシリーズのプロデューサーは、庄司明弘さん、ディレクターは重村正道さん、このお二人は１９９４年に石川よしひろさんのアルバム「Ｐｅａｃｅ」などに携わっていらっしゃいます。★もちろん、このアルバムに茂さんはギターで参加されています。
「ジェントル・スノー」には、ベースには、デルタ・ウィングでもいっしょの小原礼さん、ドラムスには、元アイドル・グループ「アンク」、そしてＦ−１でおなじみの「元Ｔ−スクェア」の長谷部徹さん、キーボードには、桑名正博さんの元バック・バンド「ティアドロップス（林敏明さんもいらっしゃいました）」、ソロ・アルバムも出してます難波正司さん、茂さんとはなじみ深い国吉良一さん、石川県出身の若手キーボーディスト鶴来正基さん（遊佐未森さんのソラミミ楽団でも活躍）、そして、パーカッションは最近ますますお父さんににてきた、浜口茂外也さん、（浜口さんは、レコード・コレクターズの２００１年１月号と２月号でお父さんと同じポーズで写真をとってます。必見！）。ボーカリストは、「機動武闘伝Ｇガンダム」のエンディング・テーマでもおなじみ彩恵津子さん。
「ジェントル・ウォーター」には、ベースに大村憲司さんのトリビュート・ライブでもばっちりの高水健司さん、ドラムスは、高橋ユキヒロさんのバック、遊佐未森さんのバック「ソラミミ楽団」そして、ピチカート・ファイヴのバックでもおなじみ寺谷誠一さん、前作同様、最近のライブでも一緒です難波正司さん、数々のセッションをこなす大谷幸さん、
アコースティック・ギターの斉藤豊さん、梅永さんは、このクレジットで初めて知りました。（ビクターからＣＤを出しているSPLASHというグループとは関係ありません。）
作曲には、「半年休んで、半年働く」（本当のキャッチ・コピーは、「時代はニュー・ヨークへ、でも僕はＬ．Ａ．へ」です。）のキャチフレーズでおなじみ？村田和人さん、そして、口は悪いけど素晴らしい作曲センスと声の持ち主、安部恭弘さん、作詞には、吉元由美さんです。吉元さんは１９６０年生まれ、広告代理店勤務後、１９８４年作詞家としてデビュー。杏里さんの「ＳＵＭＭＥＲ ＣＡＮＤＬＥＳ」を始め、数多くのアーティストに作品提供なさっていらっしゃいます。現在は、小説やエッセイなどで活躍中です。
「歌わなくなってしまった茂さんが、やっと歌ってくれた」本当にそれだけでうれしかった。「夜更けにベルを押す時は」を聞いたときは本当にうれしくて涙したのを思い出します。
そして、今わたしは、納戸の茂さん関係のレコードを引っ張り出して、「早く、ちゃんとしなくては、」と言いつつも、ついつい聴いてしまったり、あっそいえばこれも・・・と違う方向に行ってはまた戻りの繰り返しです。そうこうして疲れてしまって、散らかしっぱなしで眠ってしまうのでした。がんばらねば.....
次回は、いよいよ ｢鈴木茂＆Ｐ．Ｍ．Ｖ．」です。これはちょっと見ごたえありますよ。乞うご期待下さい。私もびっくりです。
＜ クジラの海 ＆ジェントルシリーズ ＥＮＤ ＞
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